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はなふさ あんに の 絵日記7


2011年8月18日(木)〜2013年2月3日(日)


2013年2月3日(日)

【闇を照らしてください。】

「長寿命」の電球を買った。

天井から吊り下げてあるランプシェードに取り付けよう。

台座に乗って上を見上げ

ソケットに「長寿命」の電球を差し込んでクルクル。


ツルっと手が滑って


「長寿命」の電球が


床でガシャン。







「超短命」だった。




パッケージで「長寿命」をうたう

絶対的根拠を説明しろ!!

by クレーマー



『お待ちしておりました』
2013年2月3日制作




2012年8月4日(土)

【ごぶさたしております。】

アナウンスが遅れました、「ただいま長期冬眠中」です。

更新の無い中、

訪れた下さった方々に御礼を申し上げます。

アクセス数の足跡とweb拍手が何よりの励みです。

本当にどうもありがとうございます。



『ハリー』
2012年8月1日制作




2012年6月3日(日)

【彼らなら立派にやり遂げるだろう。】

男子中学生3人は下校途中。

溢れるエネルギーを持て余し、
楽しそうに、時にケラケラと笑い、
終始会話をしながらの下校途中。

アパートの『ゴミ置き場』の前を通りすがった時
一人が冗談を言った。
「お前ゴミ置き場に入ってろよ」

そして、もう一人が言った。
「ちゃんと分別しておけよ」

3人の前を歩いていた私は
人間を分別する姿を見たいと思いつつ
振りかえるのを我慢したのだった。



『で、今日はどうされました?』
2012年6月3日制作




2012年5月22日(火)

【そんなんだから何時になっても…か?】

数年前、
東京・神楽坂のイベントに
出展した時のお話。


出展者の受付時間より
2時間も早く会場に着いたので、
早朝の清々しい街を
ゆっくりと散策する事にしました。


早稲田通りを進み、
駅前に溜まる若者達の群れを抜け
歩いていたら


小道の奥に
『東京大神宮』なるものがあるのを発見。


「こんな所に、立派な神社があるんだなあ、こりはお参りせねば」


と、中へお邪魔し、


「今日一日、お世話になります。
   無事に過ごせますように、お守りください。」



と、お願いをしました。


で、
時間もたっぷりありましたので、
とても手入れの行き届いた綺麗な境内に
設置された椅子をお借りして、
ボーっと空間を楽しんでおりました。





すると!
ありゃりゃ!!
白無垢の綺麗な花嫁さんが
歩いて出て来たではありませぬか!!!



興味津々、
お姿を拝ませて頂いていたところ、


「あなたも恋愛のお参りに来たの?」
と、同じく散策に来ていたらしい初老の男性が
私に寄って来て言いました。


…。
?????



その男性に伺った所、
東京大神宮は、その頃
恋愛成就の神社として有名になり、
お若い女性が
沢山訪れるようになっているとか…。


そう言われてみれば、
朝っぱらから、次々と
若い女の子がお参りに来ていた…


そう…、知らなかったのは私だけ。
恐ろしや、私だけ…。
そこに居た女性の中で、私だけがっ!!
ガーッ!


もう一度、東京大神様の御前へ伺って、
「恋愛の方お願いします。」

などと、ずうずうしい事をすれば、
それこそ神様に呆れられて、
先のお願いも台無しに。





そうか〜
そうだったのか〜そうかあ〜
そうか〜…



フラフラと己の後悔に苦笑いしながら
(山奥から、はるばる此処まで来たのに)
東京大神宮を後にした、
わたくしでございました…。




『ちゃんと保管してくれている有り難さ』

上の絵は、私が中3か高1の頃に叔母へプレゼントした物です。
先日、叔母が写メで送ってくれました。
この頃は同人誌を作ったりしていたので漫画チックね。

私が『肖像画』以外の作品を譲渡・販売しないのは、
まず第一に、
己が生んだ作品を愛する思いと、「未完成・未熟」との思いが強く、
「生かすも殺すも他人の自由にさせる」、その勇気がまだ無いからです。

それから、
作品を『愛する』よりも
富裕層の『気まぐれ』や『投資』として扱われる事に抵抗感も有ります。
目利きぶって絵について語られ、
倉庫に無造作に保管されている状況を目の当たりにした時には、
それは画家達の悲劇でした。

肖像画は御依頼者や肖像ご本人が大切に扱ってくださいます。
だから、手放す事に未練はありません。

パソコンやネット、家庭用プリンターの発達で、
今後の『画家』の生き方も変わってくると思います。
多くの画家が「金持ちの道楽」に屈せず、自尊心と自由を得て、
丹精込めた己の作品を
愛してくれる人々の手に気軽に
届けられる日も近いでしょうね。




2012年5月7日(月)

【残念な結果ですが…。】

タリーちゃんは我が家の一員になる前から
歯槽膿漏の野良猫でした。

最近になってゴハンを食べている途中に
「痛いよ痛いよ」と鳴くようになり可哀想になって
動物病院に連れて行ったら
【抜歯と歯石取り】の手術をする事になりました。

術後の夕方になって、病院へ迎えに行くと

先生の第一声。
「家でも“たれ猫ちゃん”って呼んでるの?」


初診時、まだ身分が野良猫だった彼は
家族から「たれ猫」と呼ばれており、
ちゃんとした名前を持っていなかったゆえ
わたしはオロオロと問診票の名前欄に
「たれ猫」と書いてしまった訳で…


先生:「呼びにくいんだよな〜」

恐らく、手術室の中で
「たれ猫ちゃんが」
「たれ猫ちゃんは」
「たれ猫ちゃんを」
とスタッフの皆さんが面倒臭そうに話している
光景が浮かびました…。その内、「たれ猫」
と呼び捨てにされていたであろう光景も…。汗…。


で、新しく
「タリーちゃん」で診察券を作られてしまいました。

「たれ猫ちゃん」と書かれた診察券を
私は可笑しく気に入っていたので、
何とも残念な結果となりました。



『ケツまくら』

ウリちゃんは、気がついておりません。
よりによって仇のお尻に心地よさを感じている自分に…。




2012年3月31日(土)

【お互い、引き締めて、参りましょう…。】

車を運転中の事でございました…。
道路前方左側に、
横断歩道の信号が青になるのを待ちながら
歩道に立っている男性が見えました。

男性は、確かに
歩道に立っていらっしゃいました。
しかし車道に、
男性の腹が「メタボっ!」っと
飛び出していらっしゃったのでございます。

もし、彼の腹に車をぶつけ、
100%の確率で私に非があると
法律が言うならば、

何時だったか「メタボリック撲滅」だと言って
テレビの中で、だらしない腹をさらし
メジャーで測られていた
国会議員に会いに行って助けを求めよう。



『どうしたの?』
2012年4月21日加筆




2012年1月26日(木)

【ここだけの秘密にしてくださいね。】

タンスの衣料品を整理しました。

もう何年も前に、
「かわいい…(*´▽`*)と言うだけで買い、
ほとんど履きもしなかった
毛糸のパンツ…

まだ新品と言えるほどの愛らしい彼女
手放すのには気が引けて…


ふと…、 思いついて…、



頭に被ってみました…。



あら…
ウエストのサイズが、頭周りにピッタリ…。

裁縫箱を開け、ちょっと手を加えて、
ニット帽(ルームウェア)にリフォームしました…。



もう一週間以上、家の中で常に被っていますが、
家族の誰一人として気が付いておりません。

被ったまま表へ出て2日間、雪かきもしましたが、
お声をかけてくれた奥様や旦那さん方にも、
「あっ!毛糸のパンツ! \(゚Д゚ι
と、指摘される事は、ありませんでした。 ………。





おーい、
ここの家の住人の一人が、

毛糸のパンツを頭に
被っているよ〜

モデルは鈴木さん。
鈴木さんは石膏像ゆえ
頭がデカイので、
本来はもっとユッタリな
毛糸のパン…
ニット帽よ。


『「この店は高そうだなあ」「うん、おあしが出ちゃうよ」』
2012年1月26日制作




2012年1月11日(水)

【COWCOW。】

あたりまえ〜 あたりまえ〜 あたりまえ体操

チャンチャン

ストーブの前に

猫が〜

寄ると〜

チャンラランラン


♪ … … 寝る!



あたりまえ体操

チャンチャ〜〜ン…





15年ほど前の話ですが…、
ほんの一時期、私は
渋谷にあった吉本の小さな劇場(今は在りません)に
通っていた事があります。

’90年代に
『吉本天然素材』のメンバーとして大人気を博し、
「ナインティナインに続く」と称されていた
『雨上がり決死隊』が、
東京進出したものの何故か力を発揮できず、
くすぶっていた時期です。

で、雨上がりさん目当てで劇場に通っていた訳ですが、
必ず毎回、ゲスト芸人さんも出演されておりましたので、
キム兄、ぐっさん(相方さんもいました…汗)、ココリコさん等、
若手の芸人さん達を間近で拝見する事もできました。

そして、そこに、デビューしたてホカホカの、
COWCOWさんもいらっしゃったんですよ。

彼らの芸を観終わった後、
「この人達は売れる!」と瞬時に思いました。
「伊勢丹の紙袋でーす」みたいな、ベテラン並みの趣きが、
当時からシッカリとあったんです。

以後、東京では御見かけする事もなく、
月日は経ち、最近になってやっと、
TVでもチラホラと彼らの御活躍を拝見できて、
とっても嬉しい、そんな、はなふさあんにです。



『善政の王』
2012年1月10日、11日制作




2011年12月8日(木)

【ひとつ増えた。】

去年67歳になって初めて

ペンギンは【鳥類】であり

【魚類】では無いと娘に教えられ

『貴重な(チビッコに馬鹿にされない)知識』が増え成長した

今日68歳になる

お父さん

お誕生日おめでとう。




ハッピー・おとーさん
↑↑
父に贈る歌詞を作って、久々々ーにピアノを弾いて、
お祝いをちょいと盛り上げてみたよ…。(*"Д")

はなふさあんにの「演奏」と「作詞」と「絵」を覗けます。




2011年11月24日(木)

【伝染…もとい、伝統・拡大注意報。】

最近…

車のサイドブレーキをおろして、「よし、行くだ」
天気予報を聴いて、「今日は寒いらしいでえ」
路上の人だかりを見つけて、「何かやってらあ」
ベルちゃんが「シャーッシャーッ」言って生意気なので、
     「2〜3日外へおっぽっちまえば反省すっかな」
「あんたは芸大には入れない」と
    【関係者と名乗る初対面のオヤジ】に言われ、
     「うるせえ!こっちは入る気もねえってんだ!
          くたばれ!この老いぼれクソじじい!!」


と、心の中で喋ってしまっている自分がいます。
八王子弁が体内にジワリジワリと浸入して来ておる模様。
品が無いので、間違っても口から飛び出さない様に
一応の東京人』として、
己の脳に自制の念を送ります。ハ〜。


※「最後の一文は八王子弁では無いのでは?」
         と言う御指摘が、何通来るか楽しみです。


『飛び込ま台』
2011年11月23日制作




2011年11月14日(月)

【ふふふふふふふふふ。】

我が家では『生協の宅配』を利用しています。

ご利用の方はご存じかと思いますが、
カタログに載っている商品の品番や数量を
マークシートに記入して注文する方式です。

私は性格的に、見本として表示されている『記入例』
そっくりに、数字を書き込まなければ気が済みません。
  0は完全に丸にしなければならない!
(隙間を作ってはならない!)
4は上が開いた4でなければならない!
5は横棒を
  完全に左と繋げなければならない!
(隙間を作ってはならない!)
6は下の丸を
  完全に左に到達させなければならない!
(隙間を作ってはならない!)
8は始まりと終わりを
  完全にくっつけなければならない!
(隙間を作ってはならない!)
9は上部を
  完全に丸にしなければならない!
(隙間を作ってはならない!)
枠内からはみ出すなど言語道断!!


がしかし母は…

誰もが、電話中に、相手の話す内容をメモる時のような、
セカセカと書かれた荒々しい字をご想像ください。

母はそれを生協のマークシートで実行します。
枠内からはみ出すのは当ったり前!!

きっと、コンピューターで読み取れずに、
生協の方には、お手数をお掛けしているに違いありません。
母には何度も何度も注意しているのですが、屁の河童。
「それがどうした〜」母道まっしぐらです。

…が、しかし、ついに!

母に天罰が下りました!!

先日、「おふ」(おみそ汁などに入れるやつ)が、
袋も届いたぜい!
「1」と書いたのに、なぜコンピューターが
「9」と判断したのか。原因は恐らくこんな感じです。



一袋100円程度だったので大事には至りませんでしたが、
うん千円の商品だったら…と思うと…汗。汗。汗。汗。汗。
それ以来、母は少しだけ、少しだけ、少しだけ、少しだけ、
注意・確認しながら、記入するようになりました。
後は、この教訓を、何時まで忘れずに続けて行けるか…。
正月頃には忘れているんだろうな…。フッ。


『お前はもっとちゃんと洗うべきだ!』
2011年11月13日制作




2011年11月10日(木)

【作品管理および調査中。。。まだやってんのかよ!(さまぁ〜ず三村さん風に)

二ヶ月前に一度ご報告しましたが、作品が増えて来たので、
発掘および整理をしております。
「こんにちは」「ハロー」「ボンジュール」「コニャニャチワ」と、
HPにアップされていない絵が
また出て来ましたので、ここへ展示いたします。


『そうだ、ABC−DOGSへ行こう』
2010年7月12日制作


『あい』
2006年6月8日制作




2011年10月31日(月)

【祖母と母と…。】

母が祖母に訊いた。
「それで、その人は今、どうしてんのよ?」

祖母は意気揚々と答えた。
「それがよ、あの後んなってな…(以降略)
…ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ…」

私は、祖母の隣で話を聞いていた。
途中で、ふと、母の姿が目に入る。

そっぽを向き、不機嫌な顔をして、
祖母の話を全く聞いていない…。




「ちょっと、自分で訊いといて聞かないって…」

と、母に注意したら、








「話が長い。」

般若の様な顔で母は言った。








(略)ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベ…」


祖母はそれを察しもせず、
ひとり、
楽しそうに喋り続けた…。






はなふさあんにが
御免こうむりたい遺伝

祖母(自分勝手)→母(自分勝手)→ 


『この不便な山間部に念願のトンネルが!』

しかも上下線が別々に!!バンザーイ!!!

がしかし、開通式で招待された猫2匹が
先頭切って入って行ったら
挟まって出て来れなくなった模様。




2011年10月16日(日)

【マッキントッシュ。】

そのパソコンが我が家に届いたのは、
私が高校生の半ば頃だった。

もちろん父が買ったのに、
私の方が主導権を握って
梱包の大きな段ボールを必死で解体し、
中身を取り出すのにヤケクソになった。

それを父が横で
ニコニコしながら見ていたっけ。


どれも、重くて、白い、真四角な
ディスプレイと、PC本体と、プリンタ。

ワンポイントで飾られた
カラフルなリンゴの小さなマークが
特別な物の様に新鮮だった。


そして、
「なんじゃこりゃ!」と
父と共に苦笑して叫んだ
膨大な分厚いマニュアル本。
恐らく、本棚に並べたら
30〜40cm以上の幅はあった。



で、設置して私が何をしたかと言うと、
まともな作業をした記憶が全く無い。
インストールされていたゲームをやって、
お絵描きツールで「ムーミン」を描き…
(マウスで描いたんだ!褒めてくれ!)



もともと我が家には、私が小学生の頃から
ワープロがあり、文書を作る時は
使い慣れていたせいでワープロ一筋。
二十歳超える頃まで、
マッキントッシュで文書を作る事は無かった。



その後、私は20代中頃に、自分でPCを買った。
大体、美術系の人はマックを選ぶのだけれど、
私は【アナログ描き】なので、スキャナーと、
「アプリケーションソフトが豊富」と言う事で
ウィンドウズを買った。

姉も、最初からウィンドウズを買った。

母も、「パソコンを始めたい」と血迷って
とりあえずウィンドウズを買ったが、
DVDの録画もFAXの送り方も分からない母に、
「初めから先は見えていた」通りになり、
すぐにホコリを被って押し入れに放置された。
のだが、

丁度、父のマッキントッシュが
バージョンが古すぎて作業に支障が出始め
(壊れてはいなかったので知人に譲った。)、
父は【母のウィンドウズ】を拾ってホコリを払い、
調子ぶっこいて黙って【自分の物】にし、
ウィンドウズに“乗り換えた”。
(母は今でも「パソコンの代金を払え」と父に請求している。)


現在は、
私も姉も父もウィンドウズの2代目を愛用中。
(父は母のPCが壊れたので買い換えた。
   母は「壊された」と更に憤慨している。)

恐らく皆、今後も使い慣れた
ウィンドウズに乗り換えて行くだろう。
(姉はちょっとiPadに傾いてるけど…)



でも、『マッキントッシュ』は、
子供だった私に、
自宅で無限に何かが可能になる、
「家庭用コンピュータの未知」を期待させ、
大きな段ボールと大格闘させられた、
強く記憶に残る、
忘れえない思い出の機械だ。





追悼、Mr.スティーブ・ジョブズ



『ダイソーに広重のポストカードが!』

歌川広重 「東海道五十三次 日本橋」 (部分)


歌川広重 「蓑輪金杉三河しま」 (部分)

しかも2枚で105円!…あたいも将来は、
100均の店で刷られて売られるような絵描きになりてえな。
個人に所有されて、飽きられてゴミに出されて、日の目を見ずに…
なんて、まっぴら御免よ。
おいらは大勢の人に観てもらいてえんだ。
ちなみに、
母親に、このポストカードを見せたら、
「何でこの人は江戸時代の絵ばっかり描いてんの?」 と
大真面目で訊いて来ました。
さあ、みなさん!おしえてあげましょう!
「江戸時代の人だからだよ!!」




2011年10月3日(月)

【八王子は最大瞬間風速43.1mを記録。】

9月21日の台風。
我が家は東からの強烈なあおり風で
窓の上の隙間から雨水が入ると言う
初めての「オイオイオイオイ!」に遭遇しました。

「貴様らー!不意打ちとは卑怯なー!」と、
無頼者の雨だれ共に
右から、真ん中から、左から、襲われましたが、
侍・暴れん坊あんには易々と
バスタオル3枚で打ち勝ったのでありました…。
はっはっはっはっはっは。



え〜さて、そこで話題に上がるのは
祖母がかかりつけにしている病院です。


恐らく私が生まれる以前に建てられた物件で、
自転車でサーっと通りすがっただけでも明らかに
『田舎のオンボロ病院』だと察しがつくので、
今回の台風でどこかが壊れたり
何かが飛んで無くなっちゃったのではないか…


で、姉が心配して、祖母に訊きました。
「台風で病院は大丈夫だった?」


すると祖母が危機迫る声で答えました。

「大丈夫どころじゃねえや!
    医者の方がボロボロで
        もうどうしようもねえよ!」






祖母の主治医(院長)は
もうすぐ90歳。

先日、レントゲンを撮ろうとして
何も無い所でヨロけて尻もちをつき
看護師さんに介抱されたらしい。

最近、患者の前で
ため息をつく事が増えたらしい。






過疎地に片足突っ込んだような町の
一件きりの病院だから、
子供からお年寄りまで患者さんは毎日、
先生(もうすぐ90歳)を頼ってやって来る。

だから辞めるに辞められないんだろうな。
その点で言うと 『患者思いの良い先生』なんだろうな。

それにしてもご老体には不憫でならぬ…。





医者に定年が無いのは、まあ良い事として、

せめて、自動車運転みたいに
【高齢者マーク】を病院の入り口に
掲げられる制度を作ってあげたいね。

さすがに患者さんも、
それを見たら、お医者さんに気を使うでしょ。



『オバサマ達が拾って来ました〜』

今年も、母が母の従姉と一緒にホクホク栗拾い〜。
その母の従姉は、祖母のお兄さん(長男)の娘です。
つまり祖母の生家で彼女も育ったので、
同じ八王子弁を受け継いでいます。
(ただし母同様、今は完全に東京弁話者です)
で、面白いので(一人で面白がる。)、
次の八王子弁について、
過去に使っていたかどうか訊いてみました。

×「はとっくそ」(鳩のフン)
「つちっぽじり」(土を掘る)
「つちっくせえ」(土くさい)
×「えんぎくそ」(縁起が悪い)
「おっぺしこむ」(押し込む)
「くそむすび」(固結び)
×「しみっくそだらけ」(シミだらけ)
「たもとくそ」(服のたもとに溜まるホコリ)



フラガールに栗をおすそわけ。




2011年9月11日(日)

【聞こえないから「陰口」。】

他人の自由や尊厳を批判し奪ってまでして
自身の評判を守ろうと其の行為を正当化しても
それは自身の評判をさらに悪化させるだけで
必ず徒労に終わる。

どんなに防ごうとしても
この世に生まれた全ての人間は
死ぬまで一生どこかで誰かに
陰口を叩かれ続けるのが運命だ。

『聞こえて来たもの』に囚われて過ぎて
弁明する事に必死な人生には終わりが無い。

『聞こえて来ないもの』の
未知数の存在に気づいたら
開き直って、もっと素直に、楽に生きられる。


『あら、あのひとが いらっしゃったわ。』
2011年9月11日制作




2011年9月7日(水)

【連想の夏休み。】

母の実家でバーベキュー。

親戚から、その友人から、その知り合いから、
日が暮れて「さよなら〜」をするまで結局、
『あの人の名前は何だったんだろう』な人々を含め
総勢20人以上が集合。



屋外で皆がワイワイし始めた中、
…おや?
母がいない…。


もしやと思い確認しに行くと、案の定。


実家の居間で、
ゴロリと横になり、
TVを観ながら、
勝手に煎餅を食っている母を発見。

「暑いし疲れるから ここにいる。」


………。



肉が焼けても外へ出て来ない母…。
焼き芋が焼けても出て来ない母…。
流しそうめんが始まっても出て来ない母…。
スイカが切られ、振る舞われ…
ついには出て来た!


「おばさん…、カブトムシみたい…。」

そこに居た、誰もが、そう思った。
小声で、ささやき合う者も居た…。


母は切り分けられたスイカを
無言で、真剣に選り好みし、
ひとつ手に取り食べ始めた…
と思ったら、

「このスイカ、不味い。」

そう皆に『判定結果』を告げ、
そそくさと安住の地、『居間』へ舞い戻って行った…。



欲望のままに生きる母の姿が、
『昆虫』と重なって見えた…、そんな晩夏だった…。


『やっとでーす。』

父方の祖母は既に亡くなっておりますが、晩年の九十歳代、
なぜか私に自身が愛用していた腕時計をくれました。
祖母が語るには、
「あんにちゃんが腕時計を欲しいって言ってたから」
と言う事だったそうなんですが…
私には全く欲しがった記憶が無く…。
恐らく、私が子供時分に何気なく言ったであろう言葉を
祖母は老齢の記憶の回路から見つけて来ていたのでしょう。
ベルトがかなり傷んでおり、またデザインも古い物だったので、
その時はアクセサリーケースに入れて眠らせました。
そして祖母が亡くなった後、ふと思い出して、
ヨドバシカメラへ行きベルトの交換をお願いしたのですが、
在庫の中にサイズや色の合う物が無く、
再びアクセサリーケースの中で眠らせてしまいました。
そして、数年後の今日、
やっと、新しいベルトに付け替えました。
元々は時計の文字盤と同じ色の紺色ベルトだったのですが、
デザインを垢抜けさせるため、きれいな水色にしました。
おばあちゃん、いい感じでしょ?




2011年9月6日(火)

【先々の事を考え…、身辺整理…。   ではありません。】

作品が増えて来たので…、さすがに管理をし始めなければと思い…。
とりあえず整理していたら、HPにアップされていない絵が出て来ました。

今日は、その内の1点を張り付けてトンズラします…。


『キャリア』
2006年8月20日制作
ボールペン画
(チラシの裏に描いたので…) 










あ、そうそう、


一人で花火

やりましたけど何かー?



2011年8月23日(火)

【違和感。】

もう大分経つでしょうか…、
TVの『料理番組』に、アナウンサーなどの男性が
【アシスタント】さんとして出演するようになり、
まあ、“男女平等”と言う意味で好感は持てたものの、
初めの頃は、女先生の後ろを必死に付いて歩き、
慣れない「料理用語」をオドオドと、ギクシャクと、語る、
エプロン姿の男性陣には正直、
こっちも見ていて落ち着かないものでした。

その初期の頃、ある『料理番組』で、
若さが愛らしく際立っていた、アナウンサーの男性が
言い放った一言が、今でも忘れられません。

「大根が、美味しそうに、煮えられていますね。」



=台本=
大根1:「やだよ!煮えられちゃったよ!」
大根2:「ついに、煮えられましたなあ。」
大根3:「拙者、煮えられたでござる。」


『プリンセスの望み』
2011年8月21〜23日制作




2011年8月20日(土)

【カラシも!】

私は『梅味の納豆』が大好きだ。
だから納豆は必ず『梅味』を買う。

昨日、昼食に納豆を食べる事にした。
『梅味たれ』の袋の切り口を持って
思いっきり引きちぎったら、
大きく破けて『梅味たれ』が半分以上飛び散った。

…昼食は、『しょうゆ味の納豆』になった。

『梅味』の納豆を買ったのに…


『○○味』と書いてあっても、『納豆』は『納豆』…
どれも違いは無い事に、今頃、気がついたよ…

『タレ』だけで売れ!!


『お見通し』
2011年8月19日、20日制作




2011年8月18日(木)

【室内温度、37℃】

本日の東京は、今年一番の暑さだったとか。
『意識もうろう』…とは、この事か…





「ねずみ取り」について調べようと思いました…


辞書を手に取り…
まずは…
【ね】のページを探そう…


辞書を開いて…

前へ…バサッ…、後ろへ…バサッ…、
前へ…バサッ…、後ろへ…バサッ…、
前へ…後ろへ…前へ…後ろへ…

辞書の中を行ったり来たり…
辞書の中で…
放浪…


何を探しているんだっけ…





やっと【ね】に辿り着いたけど…

「ねこ」の所を読んでいたよ…




『早く大きくならないと!』

7月30日に撮影。
今年は帰宅が遅くないかい?ツバメちゃん。
(あんまり遅いと『門限』を作りますよ!)

ママだかパパが、ゴハンを持って戻って来た所の
お子達をパチリ。
食いしん坊バンザイ!!!!

…ブレまくり写真で失礼致します。









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