|
|
あ |
●「あちい」=「熱い」「暑い」 |
使用例:
使用例: |
「焼き芋の
いい匂いが すらあ(良い匂いがするわ)
よう(ねえ) こりゃあ(これは)
焼けたあ やつか?(焼けた やつ?)
一つ もらいてえな(貰いたいな)
一つ 呉れよ(頂戴よ)」
「幾らでも 呉れるよう!(上げるよ!)
好きなだけ 持ってって いいで(いいぜ)
あ、 でも
そっちかたに(そっちの方に) あんのはよ(有るのはさ)
いまさっき(今先=つい先刻)
焚火ん中っから(焚火の中から)
出したやつだあから(出したやつだから)
あちいで(熱いぜ)
こっちのを 持ってけよ(持って行きなよ)
ほれ(ほら)
こいなら(これなら) もてやあ(持てるわ)」
「冬は ぬくくって(温くて)
いいんだけんどな(良いのだけれどね)
この時分にゃあ(この時期には)
南っかたの(南の方の) 部屋は
あちいや(暑いわ)」 |
|
い |
●「〜いい」=「〜易い」 |
使用例:
使用例: |
「リモコンなんかはよ(リモコンなどはさ)
いつも こうして おいて くれっと(くれると)
分かりいいや(分かり易いわ)
あっちゃこっちゃに(あっちこっちに)
やられちまうと(置かれてしまうと)
探すのが ことなんだあよ(事なのだよ=骨が折れるのだよ)」
「こりゃあ(これは)
癖が なくって(無くて)
食べいいな(食べ易いな)
土産に
ふたっぱこ くれえ(二箱 くらい)
買ってけえるべえかな(買って帰ろうかな)」 |
●「いきれったい」=「蒸しているさま」「ムシムシするさま」
●「いきれってえ」=「蒸しているさま」「ムシムシするさま」 |
使用例: |
「いきれってえ日だあなあ!(ムシムシする日だね!)
まあったく(全く)
風呂場みてえじゃんか!(風呂場みたいではないか!)」 |
●「いじらしい」=「イライラさせる事」 |
使用例: |
「男のくせに
意気地が ねえでな!(無くてねえ!)
いじらしいったら ねえやっ(無いわっ)」 |
●「いぶい」=「煙たい」 |
使用例: |
「煙が みんな
こっちい(こっちに) 流れて くらあ(来るわ)
いぶくって
目を 開けちゃあ(開けては)
いらんねえよ!(居られないよ!)」 |
●「いやらしい」
=「厭味ったらしく嫌な事をするさま(人)」「わざと嫌な事をするさま(人)」 |
使用例: |
「ひとが(他人が=私が)
食事してえる時に(食事をしている時に)
掃除なんか しなくったって(しなくたって)
いいじゃんかなあ!(いいではないかねえ!)
いやらしいなあ!(いやらしいね!)」 |
|
う |
●「うざったい」=「不快」
●「うざってえ」=「不快」 |
使用例:
使用例: |
「うざったい ハイ(ハエ=蠅)だな!
何時まで 居座る気だんべ(居座る気だろう)
虫よけを つるっときゃあ(吊るしておけば)
おんだせべえかな(追い出せるだろうかな)」
「襟が うざってえよ
あで(何で) こんなあ(こんな)
デザインに したんだかなあ!(したのだろうかねえ!)
いってえ(一体)
どこの ブランドだんべ(ブランドだろう)」 |
(近年使われ出した若者言葉の「うざい」は、「うざったい」を語源にしているらしいです。) |
●「うざっぽい」=「茂った草むら等で露を感じる事」
●「うとい」=「仕事の能力が無い」 |
|
え |
●「えごい」=「刺激の強い味」=「えぐい」 |
使用例: |
「こりゃあ(これは)
えごいからよう(えぐいからさ)
嫌だったら
食わなくってもいいで(食べなくてもいいぜ)
無理して
食うこた(食う事は) ねえや(無いわい)」 |
|
お |
●「おぞい」=「こすい」 |
★ |
どんな人にでも良い顔をする『狡い人』を指す言葉。 |
|
●「おぜえ」=「狡い」 |
使用例: |
「さっきっから(さっきから)
兄貴べえ(兄さんばかり)
食って
おぜえよう!(狡いよ!)
いい加減で(いい加減に)
エビチリの 皿あ(皿を)
こっちい(こっちに) 回してくれよう!(回して頂戴よ!)」 |
|
ヾ(`皿´)ノ" |
●「おっかない」=「怖い」
●「おっかねえ」=「怖い」 |
使用例:
使用例: |
「トンネルん中に(トンネルの中に)
おっかない
ばあさんが 居っから(居るから)
めっからねえ様に(見つからない様に) 通り抜けろお!」
「おっかねえよう!(怖いよ!)
てっぺんは 333メートルだと?!」 |
|
か |
●「かずい」=「刺激の強い味」=「えぐい」 |
|
く |
●「くちい」=「きつい」 |
使用例: |
「もう
いらねえ みてえじゃんか(いらない みたいではないか)
先に うんと(沢山)
ミルクを 飲んだからな(飲んだからね)
腹が くちくなったんだんべ(きつくなったのだろう)」 |
|
=「お腹がいっぱいになったのでしょう」 |
使用例: |
「ああ、 腹が くちいや(きついわ)
よせよう(止してよ)
御代わりなんか いらねえよ!(要らないよ!) もう 沢山だ」 |
●「くでえ」=「くどい」 |
使用例: |
「おんなし事を(同じ事を)
何度も 何度もな(何度もね)
ぐちぐちぐちぐち…、 くでえ 野郎だ!」 |
●「くれえ」=「暗い」 |
使用例: |
「中は くれえから
懐中電灯でも なきゃあ(無ければ)
めっけるのは(見つけるのは) 無理だあでえ(無理だぜ)」 |
|
け |
●「〜けえ」=「〜かい」 |
使用例:
使用例:
使用例:
使用例:
使用例:
使用例:
使用例: |
「そけえらへんから(そこいら辺から)
深けえんだ
気い付けろ(気を付けろ)」
「あったけえ(暖かい)
部屋だあなあ(部屋だな)
昼寝でも
さしてもらうだ(させてもらうよ)」
「奴なら
こっから(ここから)
ちけえ所に(近い所に)
住んでらあ(住んでるわ)」
「あたしが 見たのは(目撃したのは)
あんなあ(あんな)
年寄りじゃあ(年寄りでは) 無かったな
もっと わけえ人だったあ(若い人だった)」
「ちょんぎっちまったの?(ちょん切ってしまったの?)
嫌に みじけえ裾じゃんか(短い裾ではないか)」
「そんな
たけえ所へ(高い所へ)
登っちゃっちゃあ(登ってしまっては)
あぶねえよ!(危ないよ!)」
「空が あけえや(赤いわ)
きれえだあな(綺麗だな)」 |
●「〜げえ」@=「〜がい」 ※【余談】「ちげーよ!」について |
使用例:
使用例:
使用例:
使用例:
使用例: |
「細なげえ(細長い) 旦那が
こっちい(こっちへ) 歩いてくらあ(歩いてくるわ)」
「こりゃ(これは)
おもしれえ(面白い) 味のする 菓子だな
ほろにげえのは(ほろ苦いのは)
あにを(何を)
入れてるんだんべ(入れているのだろう?)」
「みっともねえな(みっともないな)
袖が 恐ろしく なげえや(長いわ)」
「にげえ薬だあ(苦い薬だ)
もうちっと(もう少し)
かんげえて(考えて)
作ってくれやあ(作ってくれれば)
いいのになあ!(いいのにね!)」
「おたげえ(お互い)
頑張ろうじゃんか!(頑張ろうではないか!)」 |
●「〜げえ」A=「〜ごい」 ※【余談】「ちげーよ!」について |
使用例:
使用例: |
「一発で
開けちまったの?(開けてしまったの?)
すげえ力だあな(凄い力だな)」
「むげえことお(惨い事を)
すんなあよう!(するなよ!)」 |
【余談】
関東地方の若い世代(1970年〜1980年代生まれ以降)が使っている言葉に、
「ちげーよ!(ちげえよ!)」=「違うよ!」
という言い方(若者言葉?方言?)があるのですが、
八王子弁で「〜げえ」と変換される標準語の単語は
主に形容詞「〜がい」「〜ごい」
(例えば「ながい」→「なげえ」、「すごい」→「すげえ」)であり、
動詞「ちがう」を「ちげえ」と表現する事は有りません
(「ちげえ場所に隠した」等の言い方は八王子弁には存在しません)。
尚、名詞「ちがい(違い)」については
「ちげえ」と変換して八王子弁の中で使われる事が有ります
(例えば、「ちがいが分からない」→「ちげえが分からねえ」、
「見当ちがいをしてしまってさ」→「見当ちげえをしちまってよ」など)。 |
|
|
こ |
●「こええ」=「怖い」「恐い」 |
使用例: |
「雷が こええから
ずっと 布団に 潜ってたあ」 |
●「こげっくさい」=「焦げ臭い」
●「こげっくせえ」=「焦げ臭い」 |
使用例:
使用例: |
「あんだか(何だか) だいどこが(台所が)
こげっくせえじゃんか(焦げ臭いではないか)
あにっか(何か) 焦がしたんべ(焦がしたろう)
隠したって わからあ(分かるわ)」
「どこもかしこも こげっくさくて
いってえ(一体) どういう事だんべ(どういう事だろう)」 |
●「こそっぱい」@=「こそばゆい」 |
使用例: |
「あんまり ほめられんと(褒められると) こそっぱいな」 |
●「こそっぱい」A=「肌などが荒れている様」
●「こそぼったい」=「ざらついている様」
●「こそぼってえ」=「ざらついている様」 |
使用例: |
「あの キノコを 食った あとっから(後から)
あんだか(何だか) 口ん中が(口の中が) こそぼってえ」 |
●「こっぱずかしい」=「恥ずかしい」 |
使用例: |
「こっぱずかしいったらねえで(恥ずかしいったら無くって)
走って にげけえって(逃げ帰って) 来ただ(来たです=来ました)」 |
●「こっぴでえ」=「こっぴどい(こっ酷い)」=「非常に酷い」 |
使用例: |
「聞いたところじゃよ(聞いたところではさ)
そりゃあ(それは) こっぴでえ仕打ちを
受けたらしいでえ(受けたらしいぜ)
うらみっちゅうもんは(恨みと言う物は) こええよ(怖いよ)」 |
●「こびっちぇえ」=「こびっちょ(身体の小さい人)な」 |
|
使用例: |
「こびっちぇえ男だ!」 |
●「こまっけえ」=「細かい」
●「こまっこい」=「細かい」 |
使用例: |
「こまっこい字だな…
やだよう(嫌だよ)
こっちは もっと こまっけえや(細かいわ)」 |
●「こわい」=「硬い」 |
使用例: |
「この飯は
こわくて 旨かねえや(旨くないや)」 |
|
さ |
●「さみい」=「寒い」 |
使用例: |
「おめえ(お前)
さみい格好してんなあ(薄着をしてるな)
かぜえ(風邪を) 引くから
もっと 着ろよう(着なよ)」 |
|
し |
●「しおっからい」=「塩辛い」 |
使用例: |
「おじさんの作った(おじさんが作った)
おかぞは(おかずは) しおっからくて
食えたもんじゃねえや(食えたものでは無いわ)
よう(ねえ) おじさん!
塩分には きいつけねえと(気を付けないと)
その内 高血圧に なって
最悪 しんじまうでえ!(死んでしまうぜ!)」 |
●「じくもねえ」=「だらしない」 |
使用例: |
「部屋を
かたしも しねえで(片付けも しないで)
ねっころばって べえで(寝転がって ばかりで)
じくもねえや」 |
●「しちめんどくさい」=「七面倒臭い」=「非常に面倒臭い」
●「しちめんどくせえ」=「七面倒臭い」=「非常に面倒臭い」 |
★ |
「七」は「多い」と言う意味。
「親の七光り」「色の白いは七難隠す」などと同じ表現です。 |
|
使用例: |
「よく そんな
しちめんどくせえ事
引き受けて来たな」 |
●「しゃっけえ」=「冷たい」
●「しゃっこい」=「冷たい」 |
使用例: |
「うんと(沢山)
しゃっけえ物を 食って
腹あ(腹を)
こわしゃしねえか?(壊しはしないか?)」 |
●「しょっぺえ」=「しょっぱい」 |
使用例: |
「あたしは
しょっぺえ梅干しが
でえきれえなんだあよう(大嫌いなんだよ)」 |
|
す |
●「すっぺえ」=「酸っぱい」 |
使用例: |
「おめえ(お前)
酢を いっぺえ(いっぱい) いれたんべ!(入れたろう!)
こいじゃあ(これでは) 酸っぱ過ぎて
食えたもんじゃねえや!(食えたものではないわ!)
はあっ すっぺえなあ! ううっ すっぺえ!!」 |
●「ずるっこい」=「ずるい」 |
使用例: |
「ずるっこい事べえして(ずるい事ばかりして)
その内 ばちが(罰が) 当たんべ(当たるだろう)」 |
●「するでえ」=「鋭い」 |
使用例: |
「子供のくせに
するでえな
油断ならねえや(油断ならないわ)」 |
|
せ |
●「〜せえ」=「〜さい」「〜そい」 |
使用例:
使用例:
使用例: |
「おっこいでも おっこいでも(掘っても 掘っても)
小せえ芋べえ(小さい芋ばかり) でてくらあ(出て来るわ)」
「うるせえからよ(煩いからさ)
もうちっと(もう少し) 音を
下げてくれっと(下げてくれると)
ありがてえん だけんどな(有難いの だけれどね)」
「今日は
お父さん
けえりが(帰りが) おせえな(遅いな)」 |
●「せせっこましい」=「せせこましい」 |
使用例: |
「あの人は
年がら年中
せせっこましく してえて(していて)
生きてて 楽しいのかと 思うで(思うぜ)」 |
●「せまっくるしい」=「狭苦しい」 |
使用例: |
「せまっくるしい 部屋だ
息が つまらあ(詰まるわ)」 |
|
ち |
●「ちいちゃい」=「小さい」 |
使用例: |
「こりゃあ(これは)
ちいちゃい 子供が 食うような 菓子だな
孫に やりてえから(やりたいから=上げたいから)
ふたつっつ(二つずつ) 買って けえるべ(帰ろう)」 |
●「ちげえねえ」=「違い無い」 |
使用例: |
「先生は ああ言ったけんどよ(あのように言ったけれどさ)
自分の身体の事は
自分が一番 良く 分かってらあ(分かってるわ)
ちけえうちに(近い内に)
あたしは 死んじまうに(死んでしまうに) ちげえねえや
もう うちへは(家へは) 帰れやしめえ…(帰れはしまい…)」
「よう(なあ) お袋
先生が 明日にでも 退院しても いいとよ(良いとさ)」 |
●「ちっぽくさい」=「ちっぽけ臭い」=「ちっぽけで価値も無い」
●「ちっぽくせえ」=「ちっぽけ臭い」=「ちっぽけで価値も無い」 |
使用例: |
「こんな
ちっぽくせえ 土産じゃあ(土産では)
買って帰ったって
誰も 喜びやあ しねえな!(喜びは しないな!)」 |
|
つ |
●「つええ」=「強い」 |
使用例: |
「いて!(痛い!)
いてえ いてえ! いてえよう!(痛い 痛い! 痛いよ!)
おめえ(お前) 幾ら何でも
そいじゃあ(それでは) つええよう!
もっと 優しく
叩けねえのかよう!(叩けないのかよ!)
そんなあ(そんな) やり方じゃあ(やり方では)
あたしの 肩が いつか ふっとんじまうだあ!
(吹き飛んでしまうです!=吹き飛んでしまいます!)」 |
|
て |
●「〜てえ」@=「〜たい」 |
使用例:
使用例:
使用例:
使用例:
使用例: |
「いてえなあ(痛いなあ)
あんだか わからねえけんど(何だか 分からないけれど)
あっちもこっちも いてえ(痛い)
年だな(高齢だからだな)」
「かてえ(硬い) 煎餅でよう(煎餅でさ)
歯を 持ってかれちまうかと(持って行かれてしまうかと) 思った」
「寒かったんべ?(寒かったろう?)
つめてえ手え(冷たい手を) してらあ(しているわ)」
「ねむてえから(眠たいから)
ちょいっと(ちょっと)
ねっころばらして(寝っ転がらせて)
もらうだ(もらうです=もらいます)」
「まあよう(何てまあ)、
ありがてえよう(有難いわあ)」 |
●「〜てえ」A=「〜とい」 |
使用例:
使用例: |
「大学 出てても
そういう事には うてえんだな(疎いのだな)」
「こかあ(ここは)
ふてえ(太い) 毛糸で
編んだ方が よかねえか?(良くはないか?)」 |
|
な |
●「ながっぽそい」=「長細い」 |
使用例: |
「ながっぽそい 人参で いいならよ(良いならさ)
畑に うわってっから(植わっているから)
それを 持って行きゃあ(持って行けば) いいや(いいわ)」 |
|
に |
●「にくったらしい」=「憎たらしい」 |
使用例: |
「わざっと(わざと)
うらがの(我が家の) 敷地へ
うっちゃってくんだあよう(捨ててくのだよ)
にくったらしいったら ねえや!(ないわ!)
つぎい(次に) めっけたら(見つけたら)
学校へ 電話して やるだ!(やるです!=やります!)」 |
|
ぬ |
●「ぬりい」=「ぬるい」 |
使用例: |
「ふう、
ぬりい湯だった」 |
|
ね |
●「〜ねえ」=「〜ない」 |
使用例:
使用例:
使用例:
使用例:
使用例:
使用例: |
「おれのだけ
ご飯が 少ねえ」 (TдT)
「ありゃあ(あれは) さすがに
やり方が きたねえや(汚いわ)」
「かねが ねえ(お金が無い)」 (TдT)
「だらしねえ顔 してんな(だらしのない顔をしているね)」
「今 来たと思ったら
もう けえっちまった(帰ってしまった)
せわしねえ人だな」
「おっかねえ(おっかない=恐い=危ない)
階段だな!
でえくに(大工に) 手摺でも
付けてもらうようだよ!
(付けてもらわなければならない事態だよ!)」 |
●「ねばっこい」=「ねばねばしている」 |
使用例: |
「この芋は
ねばっこくて うめえや(旨いわ)
どこのよ(何処で売ってたのよ?)」 |
|
の |
●「のめっこい」=「滑らか」 |
使用例:
使用例: |
「のめっこい肌 してんな(してるな)」
「丁寧に のめっこく拭いてくれ」 |
|
は |
●「はええ」=「早い」「速い」 |
使用例: |
「もう 届いたんだと?!(届いたんだって?!)
へえ!
はええなあ!
昔じゃ(昔では)
かんげえらんねえな!(考えられないな!)」 |
|
ひ |
●「ひつっこい」=「しつこい」 |
使用例: |
「ひつっこい ハイだな!(ハエだな!)」 |
|
ふ |
●「〜ぶい」=「〜むい」 |
使用例:
使用例: |
「あんなあとこ(あんな所)
さぶくって(寒くて)
座っちゃあ 居らんねえよ(座っては 居られないよ)」
「こっちい(こっちへ) 向けて
扇ぐんじゃあねえよう!
(扇ぐのではないよ!=扇がないでよ!)
けぶいじゃんかなあ!(煙いではないかな!)」 |
|
ほ |
●「ほそっこい」=「細い」 |
使用例: |
「ほそっこい腕 してんな(してるな)
ちゃんと
めし 食ってんのか?(ご飯を食べてるのか?)」 |
|
ま |
●「まありっくでえ」→「まわりっくどい」 をご覧ください。
●「まじい」=「まずい」 |
使用例: |
「まじいなんて もんじゃあ
ねえや!(不味いなんて 物では ないわ!)
この世の ものたあ(この世の 物とは)
おもえねえほどの(思えない程の)
煮物だったあでえ!(煮物だったぜ!)」 |
●「まどろっこしい」
=「間怠っこしい(まだるっこしい)」=「間怠っこい(まだるっこい)」 |
使用例: |
「よう!(ねえ!)
いくふん(幾分=何分)
待たせんのよう!(待たせるのだよ!)
まどろっこしいなあ!」 |
●「まありっくでえ」=「回りくどい」
●「まわりっくどい」=「回りくどい」 |
使用例: |
「あの人は 言い方が
まわりっくどくて イライラすらあ!(イライラするわ!)
いいてえことが(言いたいことが) あんなら(有るなら)
はっきり いやあ(言えば)
いいじゃんかなあ!(良いではないかねえ!)」 |
|
め |
●「〜めえ」=「〜まい」 |
使用例:
使用例:
使用例: |
「トロよか(トロよりか)
赤身の方が うめえやな(旨いよね)」
「せめえ 便所だあなあ!(狭い トイレだな!)
ケツが
かべえ(お尻が 壁へ)
ぶっついちまうよ!(ぶつかってしまうよ!)」
「何時でも
子供にゃあ(子供には)
あめえから(甘いから)
こまっちまうよ(困ってしまうよ)」 |
●「めえましい」=「いまいましい」
●「めぐらったい」
=「目の前が暗い」=「(霞がかかった様に)見えにくい」=「邪魔でいらつく」
●「めぐらってえ」
=「目の前が暗い」=「(霞がかかった様に)見えにくい」=「邪魔でいらつく」 |
使用例:
使用例:
使用例:
使用例: |
「目が 悪くなったんだか(悪くなったのだか) めぐらってえ」
「朝っからよ(朝からさ)
右目に あにっか(何か)
へえってえて(入っていて)
めぐらってえのよ」
「ふけえ(深い) 藪だあなあ(藪だな)
めぐらってえし
こいじゃあ(これでは)
先へなんか 進めねえよう(進めないよ)」
「蜘蛛の巣だらけじゃんか(蜘蛛の巣だらけではないか)
めぐらったくて
よけえ 探しづれえや(余計に 探し辛いわ)」 |
●「めんどくせえ」=「面倒臭い」 |
使用例: |
「逐一 報告しろとよ!(報告しろ、だってさ!)
めんどくせえったら ねえや!(ないわ!)」 |
|
や |
●「やっこい」=「柔らかい」 |
使用例: |
「やっこい髪 してんな(してるな)」 |
●「やぼってえ」=「野暮ったい」 |
使用例: |
「そんなに やぼってえか?
でもよ(でもさ)
こりゃあ(これは) 最近
ブティックで 買ったあ(買った)
服なんだあでえ(服なのだぜ)
店員さんに
良く似合うって
褒められたんだけんどな
(褒められたのだけれどね)
上手く
乗せられちまったんだんべか
(乗せられてしまったのだろうか)」 |
●「ややっこしい」=「ややこしい」 |
使用例: |
「ややっこしくすっから(ややこしくするから)
あにがあんだか(何が何だか)
わからなくなっちまうんだあよ!
(分からなくなってしまうのだよ!)」 |
|
ゆ |
●「ゆぶい」=「煙たい」 |
|
よ |
●「よええ」=「弱い」 |
使用例: |
「まあた(また)
負けたんだとな(負けたのだってね)
おめえんとこの(お前の所の) チームは
あきれけえるほど(呆れ返る程)
よええらしいじゃんか(弱いらしいではないか)」 |
●「よくどうしい」=「欲深い」 |
使用例: |
「よくどうしい ジジイめ」 |
|
り |
●「〜りい」=「〜るい」 |
使用例:
使用例:
使用例: |
「腐っちゃあ いねえだろうけんど(腐っては いないだろうけれど)
その薬は
だいぶんと ふりいんだあよ(古いのだよ)
うっちゃっちまった方が(捨ててしまった方が)
よかねえか?(良くはないか?)」
「そんなあ(そんな)
結びっかたじゃあ(結び方では)
ゆりいよ!(緩いよ!)
くそむすびに したって(堅結びに しても)
かまあねえんだ(構わないのだ)
けっとばしても(蹴飛ばしても)
ほどけねえように(解けない様に)
ひっちばっちまってくれ!(引き縛ってしまってくれ!)」
「いつも
乗せて貰ってべえで(車に乗せて貰ってばかりで)
あんだか(何だか) わりいからよ(申し訳ないからさ)
今日は 駄賃を やるだあよ(やるですよ=やりますよ)」 |
|
れ |
●「〜れえ」A=「〜らい」 |
使用例:
使用例:
使用例:
使用例: |
「そっちの
ちいせえ でえこんは(小さい 大根は)
かれえんだ(辛いのだ)
大根おろしに
すっと いいで(すると いいぜ)」
「両の鼻が(両方の鼻の穴が)
詰まっていちゃあ(詰まっていては)
息が しづれえだんべ(し辛いだろう)
苦しかねえの?(苦しくないの?)」
「きつくって(きつくて)
てえへんな(大変な) 仕事なあのにな(仕事なのにね)
辞めねえで(辞めないで)
続けてえるなんて(続けているなんて)
えれえや(偉いわ)」
「目が あれえ(布目が粗い)
生地だかんな(生地だからね)
さわっと(触ると) チクチクすらあ(チクチクするわ)」 |
●「〜れえ」@=「〜ろい」 |
使用例:
使用例: |
「8時っから(8時から)
おもしれえ(面白い) 番組が やっからな(やるからね)
そのめえに(その前に)
風呂に 入っちまうだ
(入ってしまうです=入ってしまいます)」
「この電車は
嫌に のれえな(鈍いな)
きっとよ(きっとさ)
車掌が
呑気なんだあな(呑気なのだな)」 |
|
わ |
●「わけえ」=「若い」 |
使用例: |
「ばかっさわぎ(馬鹿騒ぎ) してえて(していて)
誰も きいちゃいねえだあ(聞いてはいないです)
おれは(私は) もう どうしたって(どうやったって)
わけえ子らには(若い子等には)
かなあねえよ(敵わないよ) 教頭先生」
「あに(何) 弱気な事を
言ってんだあよう!(言ってるのだよ!) 校長先生!
あきらめちゃあ(諦めては) いけねえよう!(いけないよ!)
おめえ(あなた) 来年 定年だんべえ?(定年だろう?)
終いまで 責任持って がんばれよう!(頑張れよ!)」 |
●「わりい」=「悪い」 |
使用例: |
「わざわざ とおくっから(遠くから)
きてもらったあのに(来てもらったのに)
早々に かいらしちまってよ(帰らせてしまってさ)
あんときゃあ(あの時は)
本当に わりいことおしたあ(悪い事をした)」 |