【多摩弁・八王子弁】
はじめまして。
「八王子弁」のページ、いつも興味深く読ませてもらっています!
多摩の方言や歴史に興味があり、このサイトに行きつきました!
自分は杉並区の荻窪の近くに住んでるんですが、祖母・祖父の代から東京生まれ東京育ちなので何個か当てはまる言葉もありました。
「あすこ」「あるってく」「あに(何)」など。
歴史の経緯を見ても、23区西部(杉並区・中野区・世田谷区西部)はもともと多摩郡の農村だったためでしょうか!
さて、自分は今年で高校1年生になります。
同年代の友人はほとんどが多摩地域の人で、遊び場も多摩地域内です。
その友人たちと知り合った時、本当に驚いた事がありました。
それは「言葉の違い」です。その頃はまだ方言などには興味がなく、「多摩弁」の存在も知りもしなかったのですが、
知りあって間もないある日、その友人が発した「ちゃけるべえ」という多摩弁が理解できず、「ちゃけるって何?」とたずねたところ、「壊れるって意味だべ」と返ってきて、とてもびっくりした事がきっかけでした。
その友人は西多摩の人です。
他にも北多摩や川越、高尾、ちょっと遠くだと横浜にも友人がいるのですが、みんな明らかに言葉が違うんです!
どの友人も語尾の「べ」はもちろん、北多摩の人は勧誘の意味で「しようよ」を「するべえ」と言ったりもします!
多摩丘陵の切り崩しや農家の減少・方言の消滅など、何かと多摩の文化や歴史が忘れ去られてきている現在ですが、
僕たち平成生まれの世代でも、家族がみんな多摩生まれ多摩育ちなら多摩弁を意外と使っているんです!
僕の住んでいる23区西部は、昭和30年代までは多摩郡時代の名残として水田や畑・雑木林がたくさんあったそうですが(僕の祖母の話)、
残念ながら今はほぼ全部が宅地化され、ほんのわずかな方言の名残や、閑静な住宅街の中にある暗渠化された田んぼの用水路跡が残るのみです。
でも、多摩地域にはまだ高1なのに
「あんだよあれ、ちゃけてるべ!」
「あすこまであるってきゃあいいべ」
みたいな言葉を話す奴もいますし、「崖」を「ハケ」って言う友人もいますw
下の方の書き込みで、多摩弁が健在である事をおばあさまに伝えたら喜んでいたとのことですが、
ぜひこの事もお伝えください!
きっとおばあさまも喜ばれると思います。
もしお伝えされたら、おばあさまがどんな八王子弁で反応されるか知りたいです!
「方言」をはじめとする多摩地域の伝統文化は、僕たち若い世代がきっちりと受け継ぎ、残していくべきものですね。
突然の長文失礼いたしました! |