
『聖ニコラウス 〜ラファエロの模写〜』
ラファエロ・サンティが描いた『アンシデイの祭壇画』
(聖母子、洗礼者聖ヨハネとバーリの聖ニコラウス)より、
聖母子の左に立つ聖ニコラウスの顔部分を模写。
2011年12月14日〜17日制作
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2011年12月17日(土)
【聖ニコラウス。】
約千六百年前のトルコのお話。
生活苦のため、娘3人を
売り手放そうとしていた貴族がいた。
それを知ったキリスト教会のニコラウス司教は、
深夜、娘3人を救う十分な金貨の入った袋を
貴族の家の中へ、そっと投げ込む。
裕福な家に生まれたニコラウス司教は、
生涯、貧民弱者に、
己の全財産を惜しむことなく分け与え、
たくさんの愛で、行いで、人々を救った。
彼は死後、功績を称えられ聖人となり、
『Saint-Nicholas』、
聖ニコラウスと呼ばれる事になる。
その後、オランダの地で、彼の命日を祝う日、
『Sinter Kraas』が生まれ、
そう、『シンタークラース』、
その名は近代になって
フィンランドに、アメリカに、世界中に渡り、
『サンタクロース』と言う名の
「おじさん誕生」に至った。
今年、東北の人々や大地の為に、
聖ニコラウスの弟子となって、懸命に、わずかでも、
私財を届け、力を振るい、祈った人々が、
どれだけ多く多く多く、いただろうか。
電車で隣に座った人、歩いていて擦れ違った人、
エレベーターで共に乗り合わせた見知らぬ人達は、
聖ニコラウスの弟子として、働いた人かもしれないな。
今年は、右を見ても左を見ても、サンタクロースさんで溢れているね。
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寒さでストーブを鑑賞するサンタリースと赤鼻のトナウリ

鑑賞して温まった後は
寝っ転がってグースカ眠る予定ですので、
プレゼントを買いに行く暇は無いそうです。
プレゼントを用意できない事を詫びるサンタリースと赤鼻のトナウリ

「わりい(悪い)けんど、さぶくって(寒くって)よう、
あん(何)にもする気になんねえんだあ。勘弁してくれなあ。」
生粋の八王子野良猫・田舎者のサンタリースさん、
お口にカツオブシがついていますよ。
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