●「けんど」=「けれど」 |
使用例: |
「おめえは(お前は)
そう簡単に 言うけんど
こっちの身にも
なってみろってんだあ(なってみろと言うのだ)」 |
●「〜すっと」=「〜すると」 |
使用例:
使用例: |
「そうすっとよ(そうするとさ)
あの角を まがりゃあ(曲がれば)
おれの(私の) 行きてえ(行きたい) 会館に 着くんだな?」
「黙って みてえろ(見ていろ)
あの人みてえにすっと(あの人みたいにすると)
後で とりけえしの(取り返しの)
つかねえ ことんなって(付かない 事になって)
えれえ(偉い)
はじい(恥を) かくんだあ(掻くのだ)」 |
●「そいから」=「それから」 |
使用例: |
「何時も
車 出してもらって済みませんね…
(送り迎えしてくれて有難う御座います…)
ふう… 助かるよう…(助かるわぁ…)
あ、 あのよ(あのさ)
病院の けえりによ(帰りさ)
買い物していきてえのよ(買い物をして行きたいの)
わりいけんど(悪いけれど)
スーパーに 寄ってくれっか?(寄ってくれるか?)
ほうだ(そうだ)
そいからよう(それからよ)
銀行にも 行きてえんだけんど(行きたいのだけれど)」 |
●「そいじゃあ」=「それじゃあ」=「それでは」
●「ほいじゃあ」=「それじゃあ」=「それでは」 |
使用例: |
「ほいじゃあ
世話に なるべえ(世話になろう)
ああ、 助かったよう(助かったわあ)」 |
●「そいで」=「それで」
●「ほいで」=「それで」
●「ほおで」=「それで」
●「おおで」=「それで」 |
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祖母が標準語の「それで」を表現する時は基本「そいで」「ほいで」と言います。
状況(話し相手との親密度や場の雰囲気など)によって、
リラックスしていたり興奮していたりすると気分や感情が露わになって
「ほおで」「おおで」と変化する様です。
お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんが、フリートーク中に
「ほいで」「ほーで」「おーで」と使い分けて喋っていらっしゃいます。
設楽さんは埼玉県秩父市の御出身だそうです。 |
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使用例:
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使用例:
使用例: |
「屋根裏へ 上がってみたら
おこじょ(イタチ)が 居てよう!(居てさ!) そいでな…!」
「ほいで 騙されたあ」
「さよなら言って
…ほおで 行っちまった(行ってしまった)」
「おおで
肝心な時に 言わねえんじゃなあ!(言わないのではな!)」 |
●「そのけし」=「そのかわり」 |
使用例: |
「そのけしよう
用事 頼まれてくれる?(用事を引き受けてくれる?)」 |
●「だあから」=「だから」 |
使用例: |
「だあから あたしは
嫌だって 言ったんだあ」 |
●「だあけんど」=「だけれど」 |
使用例: |
「だあけんどよう(だけれどよ)
年寄りには
これ以上は 事だあでえ(事だぜ)」 |