●「いいかん」=「好い加減(ほどほど)」 |
使用例:
使用例: |
「さすがに 食い過ぎだあな(食い過ぎだな)
身体に わりいから(悪いから)
もう いいかんで 止すだ(止すです=止します)
ふう、 どれ…
いち、にい、さん、しい、ごお…
じっさら 食ったあ(十皿 食べた)
ばあさんに しちゃあ(年寄りにしては)
良く 食った方だな(沢山 食べた方だな)」
「暫くは
くちい(口を) つぐんでえてな(噤んでいてね)
でも いいかんに なんと(適当な頃に なると) 話したよ」 |
●「いっぺえ」=「いっぱい」 |
使用例: |
「昨日 やっと
ショッピングモールが
開店したらしいじゃんか(オープンしたらしいではないか)
ほおつれてる人べえで(目的も無くうろついている人ばかりで)
いっぺえだとよ(いっぱいだってさ)
まあったくなあ!(全くね!=みんな呑気だね!)
……… ふうん、
おめえも(お前も) 昨日 行ったの?」 |
●「うすっぺえ」=「薄っぺら」 |
使用例: |
「昔は
うすっぺえな
布団でなあ(布団でねえ)
今は 夢の様だ(厚い布団で素晴らしいや)」
「ほうだな(そうだね)
でもよ(でもさ)
今 かんげえると(考えると)
毎朝 押入れに かたすぶんにゃあ(片付ける分には)
あんくれえの方が(あのくらいの方が)
軽くて 楽だったあな(楽だったな)」 |
●「ええかげん」=「好い加減(不徹底)」 |
使用例: |
「適当に 書いて
出しちまったけんど(出してしまったけれど)
役所で あにも(何も)
言われなかったでえ(言われなかったぜ)
案外 ええかげんな もんなのかもな(いい加減な物なのかもね)」 |
●「おなし」=「同じ」
●「おんなし」=「同じ」 |
使用例: |
「おばあちゃん
あに 食う?(何を食べる?)
メニュー みっか?(メニューを見るか?)」
「いいよ(見なくてもいいや)
おめえと(お前と) おんなしので(同じ物で) いいよ
適当に 頼んじまってくれ(注文してしまってちょうだい)
………。
よう(ねえ)
寿司は 有るか?」 |
●「かええそう」=「可哀想」 |
使用例: |
「かええそうになあ
涙が 出るだあ(出るです=出ます)」 |
※
「涙が出るだあ」のイントネーションは、
【なみだ】の「み」と、【でるだあ】の「るだ」に、高いアクセントが付きます。 |
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●「しんぺえ」=「心配」 |
使用例: |
「お母ちゃんが(妻が)
昼飯の弁当を
ちゃんと 届けてくれっか(届けてくれるか)
しんぺえで 仕事が 手につかねえよ(手に付かないよ)」 |
●「ぞんぜえ」=「ぞんざい」 |
使用例: |
「おめえはな(お前はさ)
初対面から
ぞんぜえな 話し方を すっから(するから)
いつも 次に 続かねえんだあよ(続かないのだよ)」 |
●「でえきれえ」=「大嫌い」 |
使用例: |
「でえきれえって程でも ねえけんど(大嫌いと言う程でもないけれど)
塩の煎餅は 好きじゃあねえのよ(好きではないのよ)
ほら、 ザラメの 付いてんのが(付いているのが)
あんだんべ?(有るだろう?)
あれが 売ってたら
買ってきつくれ(買って来てちょうだい)
あたしは あれが
一等 好きなんだあ(一番 好きなのだ)」 |
●「ひっきりなし」=「限無し」 |
使用例: |
「お客が
ひっきりなしに 来てえて(来ていて)
息つく 暇も ねえや(無いわ)
いってえ(一体) 今日は
あんちゅう日なんだんべ(何という日なのだろう)」 |
●「ぴっちゃんこ」=「ぺちゃんこ」「ぺしゃんこ」=「正体も無く潰れたさま」 |
使用例: |
「はあっ!
ぴっちゃんこに
なってえる!!(なっている!!)
かええそうに!!(可哀相に!!)」 (T□T) |
●「ふんだ」=「ふんだん」 |
使用例: |
「困るほど
ふんだに
盛ってあったけんど(盛ってあったけれど)
全部 食っちまったな(食べてしまったな)」 |
●「へいちゃら」=「へっちゃら」 |
使用例: |
「こんくれえの(このくらいの) 量なら
へいちゃらで くえるだ(食えるです=食えます)
もっと あったって(有っても) いいくれえだ(良いくらいだ)」 |
●「へだら」=「やたら」
●「ゆけえ」=「愉快」 |
使用例: |
「一人で
くっちゃべって(喋って)
けえっちまったよ
(帰ってしまったよ)
ゆけえな 人だったな」 |