★2010年7月5日(Mon) ジャッシー |
【暑中お見舞い申し上げます。】
毎日蒸し暑いですね~あんにさまお元気でしょうか??
今年は原則として毎週末、親類の葡萄農家を手伝っているのですが、先月、山の畑で農作業中、興奮のるつぼになった出来事に遭遇しました。
昼近く、葡萄の房作りをしていたら、近接する林の方から、「ホイホイホイ」という声が!!
「ん!?」
最初は近頃増えまくっている特定外来種のガビチョウかと思いましたが、どうも違うみたい。まさか、あれ??
「ツキヒホシ、ホイホイホイ」
「わっ、三光鳥だ!!!!!!」
すぐに車に双眼鏡を持ちに行き(甲州弁で「取りに行く」という意味です)、林の中へ藪こぎ。しばらく座って待機していたら、サンコウチョウは見えなかったけど、代わりにキビタキが視界に入ってきた。とても綺麗な黄色。英名ナルシサスフライキャッチャー、まさに美少年なんです。
それでもたしかにサンコウチョウの声もする。県内でもめったに見られない、尾の長い気品のある夏鳥。僕が見たのはもう20年以上前。しばらく待ったけど、声が遠のいたようだったので、畑へ戻る。
その後、サンコウチョウは葡萄畑の近くの林をしきりに鳴きながら行ったり来たり。その都度、僕は農作業の手を止めて、林に飛び込む。とにかく一目その姿を拝したい。
そんなことを繰り返しているうちにやっと姿を見ることができました。メスのサンコウチョウ。この鳥はメスもさえずるんです。オスのように尾は長くありませんが、品のいい外見です。
親族の話では、以前からここで鳴いているとのこと。ってことは繁殖している?尾の長い鳥を見かけたし、さらに、毎年あの声は聞かれるとも。
思いがけない珍客に色めきたったひとときでした。 |
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